労作性狭心症

労作性狭心症とは、労作時、つまり階段を上ったり、走ったり、重たいに荷物を持った時に、狭心症の特徴的な胸部圧迫感、胸が押さえつけられるという症状が出現することです。原因として心臓を養っている冠動脈が動脈硬化により、血管内腔が、細くなっている状態です。安静時には、冠動脈によって養われている領域の心筋細胞は、血流不足にはなりませんが、労作時には、狭窄がなければ、心筋細胞に必要な血流を増加させることができますが、狭窄があると、十分に血流を増加させることができなくなります。それは、冠動脈に養われている心筋細胞が、相対的な血流不足、つまり酸素不足になり、症状が出現することになります。そして、運動をやめると、心筋細胞は、血流不足であることがなくなり、症状は消失します。患者さんは、時にして、症状をあまり気にされない場合があります。それは、運動をやめるとすぐに症状が治まるからです。上記の症状があるときは、躊躇なく専門医の受診をお勧めします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました