膵臓(すい臓)は胃の後ろにある長さ15センチぐらいの臓器で、消化液を分泌する外分泌機能と、ホルモンを分泌する内分泌機能をもっています。 膵液は、膵管を通して十二指腸内へ送られます。
病気としては、膵炎(急性、慢性)と膵臓がんとなります。膵臓がんは血液検査や画像検査、内視鏡検査や病理検査(細胞検査)によって診断します。残念ながら症状が腹痛や腹部不快感など、ありふれたものである為早期発見が難しく、明らかな症状が出現するときは病期(ステージ)が進行している例がほとんどです。
膵臓がんを早期に発見できる方法が見つかればいいのですが、まだそれはありません。膵臓がんに関係している腫瘍マーカーは「CA19-9」、「SPan-1」、「DUPAN2」、「CEA」などがあり、なかでも膵臓がんを検出する精度が高いCA19-9は治療効果の判定や転移の有無予測などに使われています。 しかし、CA19-9を用いた腫瘍マーカー検査では早期の膵臓がんの診断は難しいのが現状です。
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